ゴールドは希少さと美しさから、古来より宝飾品やアクセサリーとして愛でられただけでなく世界共通の資産として扱われてきました。
1816年のイギリスで、紙幣をいつでも金に交換できる制度を設けたことは有名な史実です。
紙幣としての価値を国が貯蔵している金で保証しました。
この金本位制は世界恐慌により破綻しましたが、金は輝きがあって腐る物ではありません。
分割するや形を変えることも可能です。

 

世界中の中央銀行で準備資産として保有されている

そのため今でも金の価値は変わらず、世界中の中央銀行で準備資産として保有されています。
世界同時株安や紛争、自然災害等の不安な情勢の中でも、ゴールドを保有することは賢明な選択の一つとされていて、特に低金利の時期には、債券や預金だけでなく金も注目を集めています。

金は鉱物なので、埋蔵量には限りがあることが特徴です。
そのため無価値になりません。
また、発展途上国でも先進国におても、共通の価値があります。
むしろ紛争やテロなどの時には、金を購入する人が出てくるため、価値が上がる場合もあるのです。

一方、為替変動リスクは金投資のデメリットといわれています。
金取引は、米ドルで行われます。
そのため、日本国内の金の価格は米ドルの為替の影響を受けるのです。
1ドル100円の時に1万円の金を購入した場合と、1ドル110円の時に1万円分の金を買った場合を比べると、当然、100円の時の方が金の量は多くなります。

 

金投資は株式のように大きな損失を受けることがない

円高では、日本国内の金価格は下がり、円高では価格は上がることは明白です。
安定していますが、買ったときより価格が下がっていることもあることに注意することがいります。
また、ゴールドには貯金のような利息はありません。

短期で高い売却益を出すことも難しいといえます。
金投資は、そのメリットとデメリットから全ての人有益とは言いにくい部分もありますが、株式のように大きな損失を受けることがないことも大きな特徴です。

長期的に資産を守っていきたい人に向いています。
ゴールド積立は、月々、少額から投資を行うことができます。
銀行や証券会社で扱っており、価格変動リスクを抑えて投資することができるのです。

まとまった資産はないが、地金をいつか持ちたい人にも向いています。
そして、実物のを自宅で保管する必要がないため、盗難の心配をしなくてよいことや保管のコストがかからないこともメリットです。

株式会社ゴールドリンクの口コミより引用

 

交換する時には手数料が必要になる

いつでも売買することはできますが、株とは違って指値をすることはできません。
交換する時には手数料が必要になります。
交換しない場合でも譲渡所得の総合課税となります。
損失が出たときは、他の所得と損益通算することができるのです。

譲渡所得は、金の保有期間によって変わってきます。
所有の期間が5年以内であれば50万円、5年以上であれば25万円の譲渡所得です。
ゴールドの地金を持ちたい場合、1キログラムで500万円弱します。

こつこつ積立の場合は、大金がなくても金投資することができます。
1000円からの少額で始めることができるので、初心者でも安心して投資することが可能です。
毎月1万円でも、年間12万円の費用ですみます。

 

ドルコスト平均法

そして続けるほど、平均購入ストを抑えることができるのです。
ドルコスト平均法といって、金が高い時は少量を金が安いときにはたくさん買い付けすることを利用し、1キログラムあたりの買い付け単価を下げることができます。
こうすることで価格のブレがあったとしても、購入価格を平均化します。

長期間続けるほど、コストを抑えることができるのです。
1キログラムになったら地金と交換することができます。
100グラムから交換できる証券会社もあります。

金貨やジュエリーと交換することもできます。
解約して現金化することも可能です。
国際問題が起きたりインフレで紙幣の価値がなくなったりしても、金の価値は安定しています。

 

リスク分散として保有するには金が適している

リスク分散として保有するには、金が適しています。
銀やプラチナは工業用として使われるため、価格は景気動向に左右されやすくなるのです。

不景気になると工業の需要が落ちるために下がってしまいます。
また、広い地域で産出されるのではなく、世界の中でも2,3カ国に集中して限られているので産出国の影響も受けやすくなるのです。

金は、株等の価値が下がった時に、逆に値上がりしてリスク低減を図ることができます。
積立は、手間をかけずに金投資することが可能です。
一度始めると毎月積み立ててるので、時間もとられません。

本業が忙しくても手軽に投資することができ、積立額を変更することもできます。
証券会社によって年会費や交換手数料等違いがあるので留意が必要です。
スマホからオンラインで簡単に取引をすることができる証券会社もあります。

 

まとめ

初心者向きのセミナーが豊富なところもあるので、自分のニーズに応じて選ぶことがポイントです。
純金の保障をしているところもあります。
ゴールドを積み立てることでのメリットを考えながら、早く交換したいのかできるだけ手数料等のコストを抑えたいのかを見極めて選ぶことが重要です。
 

最終更新日 2025年6月25日 by seifuu